西成に行ってきました
ちょいとリアルの方で用事があったもので、先週末に関西のほうにでかけてきました。いろいろあって2泊することになったのですが、もちろん金銭的な余裕などございません。
というわけで、関東に行った時に南千住に泊まるノリで、
関西におけるドヤ街である西成に宿泊することにしました。
一泊1600円。後で知ったのですが、西成は西成でも、いわゆるあいりん地区だったようです。
最寄り駅は新今宮駅で、駅を降りた瞬間「あぁ…いいなあこの雰囲気。ドヤ街だわ…」てな感じで、
そりゃ周りは怪しい雰囲気を醸し出してる場所がそこかしこにありますが、
普通にしてる分には特に問題はなさそうでした。
外国のスラムのように、常に最新の注意を払わなければいけないような感じではありません。
まぁ、日本のドヤ街は外国人の宿泊施設としてよく用いられているわけですし、
治安の悪い国からしたらなんてことはないんでしょう。
存外交通の便がいい場所で、大阪の電気外であるでんでんタウンも歩いて10分ほどで、
意外と気に入ってしまいました。まあ住むか?って聞かれると「うーん…」となりますが。
で、旅先で夜することもないので、うろついてみたくなるのが人情というもの。
とはいえ、日本ではトップクラスに注意が必要な地域であろう場所にいるわけです。
なんの目的もなくふらふらと夜中に出歩くのは多少なりとも危険です。
そこで思いついたのが、飛田新地。
ある特定の地域に、妙に小さな料亭が不自然なほど密集していて、
その料亭では女性が座っていて、おばちゃんが道を通りがかる男性に声をかけて営業をするという、
摩訶不思議な空間です。
元々は大正時代に成立した遊郭だったそうですが、
戦後の売春防止法の成立によってこのような形態になったそうです。
まあお風呂屋さんでもたまたま裸の女性がいて、たまたま恋愛関係になって云々なんていう
屁理屈みたいな理論がまかり通ってますからね?
地域内はこんな感じになってるそうです。
これら全て、料亭のような何かです。
夜の10時頃、試しに飛田新地を覗いてみることを思い立ち、
宿からの距離を調べてみると、なんと徒歩5分もあればつく場所でした。
これは行ってみるしか無いと思い、
風呂あがりの寝間着の上にダウンジャケットを羽織るという
不審者極まりない格好で、夜中の西成区を闊歩していきました。
暗く細い路地を抜けると、妙に歩く人も多く、
軒先の明るい小さな店舗の立ち並ぶ一角にたどり着きました。
飛田新地では、原則写真撮影はNGとなっていることは承知していたため、
携帯を振り回すようなことはせず、おとなしく路地をそれぞれひと通り歩いて行きました。
営業形態としては、入り口の開いた小さな店舗の軒先に女性が一人座っており、
その脇にたつオバちゃんが客引きという形ですね。
一般的な風俗店と異なり、実際に生で見ることができるのが特徴でしょうか。
足を止めると大阪のオバちゃんのパワーに引きずり込まれそうだったので、
ぶらぶらと一周しただけでしたが、その間に30回以上は「お兄さん!」などと声をかけられました。
相場は15分11000円・20分16000円など、普通よりお高めのようです。
ぶっちゃけ入ることも出来ましたが、まあ流石にねえ?
気に入った娘がいたら、代金を支払って2階にあがるようです。
ていうか上がっていくところを何回も目撃しました。
こちらはその中にある有名な「鯛よし百番」という料亭です。
ここは料亭(意味深)ではなくちゃんとした料理を出すお店です。
飛田の中でもここだけで、大正時代の遊郭の頃の建造物をそのまま使用していて、
文化的価値は高いとかなんとか。
ここは撮影しても全然問題なさそうだったので撮ってきました。
他のところは㋳な方々に携帯取り上げられそうだったからね。しょうがないね。
チキンな私はひと通りみたあとすぐ帰ってきました。
というのも、何周もしてると、オバちゃんに顔を覚えられて、
「悩まんとさっさと決めなさい!」的なことを言われるそうで。流石にそれは恥ずかしいのでw
現代日本にあって、明治大正の趣を残した独特の空間で、非常に貴重な体験でした。
日本男子ならば誰もが一度は憧れる、近世の遊郭の雰囲気の一片を味わってきたわけですが、
意外とエロゲにおいては遊郭を舞台としたゲームって少ないんですよね。
娼館が出てくるゲームなんてのは掃いて捨てるほどありますが、
「純和風の遊郭」に限定するとこれがなかなか。
抜きゲだとたま~にありますが、
遊郭を舞台にしたシナリオゲーですと、蝶ノ夢・赤線街路・カルタグラくらいしかパッと思い浮かびませんね。
中でも印象深いのは赤線街路~昭和33年の初雪~。
昭和33年っていうのは、つまり売春防止法が制定された年ですね。
戦後設けられた赤線という区分が消えゆく中での儚い物語ということで、
デモムービーが公開されたときは、それなりに期待されたました。
ですが、実際にゲームに使用されるOPが公開されると、見方は大きく変わりました。
このゲームに求められていたものと、あまりに乖離したOPのせいで、
このようなAAまで作られる始末。エロゲにおいてOPってのは大変重要な要素です。
英才狂育で大変クオリティの高いものをみせてくれた杉菜水姫主導で作られた新ブランドの作品ということで、
カルタグラには大変期待をしておりました。わざわざ体験版やるためにテックジャイアン買った記憶があります。
というか、これから先もあれだけ大正時代や遊郭の退廃的な雰囲気を醸し出してくれたゲームなど
出ないだろうと思うくらいクオリティは実際高かったです。
でもその、ゲームとしてはなんていうか…
主人公探偵なのに、ただただ事件に遭遇するだけで、実際頭使ってるのは七七(主人公の妹)じゃねーかとか、
無能過ぎて結局ヒロイン殆ど死んでるじゃねーかとか、
いろいろ言いたいことのある内容でしたね…。いや良いゲームだと思うけどね。
一番人気たる凛ルートが存在すらせず、確定死亡するのだけは絶許。
夢みる少年たる私としては、からくりサーカスのアンジェリーナみたいな太夫が出てきてくれるならば、
遊郭だろうとぜひとも通いつめてみたいものですが…。
和洋問わず、レトロでノスタルジックな雰囲気を好む私としましては、
飛田のこういった雰囲気はぜひとも保護すべき対象だと思うんですよねえ。
これもまた日本の文化の一つじゃないかと。
赤線認定復活させちゃダメなもんなんですかねえ?
というわけで、関東に行った時に南千住に泊まるノリで、
関西におけるドヤ街である西成に宿泊することにしました。
一泊1600円。後で知ったのですが、西成は西成でも、いわゆるあいりん地区だったようです。
最寄り駅は新今宮駅で、駅を降りた瞬間「あぁ…いいなあこの雰囲気。ドヤ街だわ…」てな感じで、
そりゃ周りは怪しい雰囲気を醸し出してる場所がそこかしこにありますが、
普通にしてる分には特に問題はなさそうでした。
外国のスラムのように、常に最新の注意を払わなければいけないような感じではありません。
まぁ、日本のドヤ街は外国人の宿泊施設としてよく用いられているわけですし、
治安の悪い国からしたらなんてことはないんでしょう。
存外交通の便がいい場所で、大阪の電気外であるでんでんタウンも歩いて10分ほどで、
意外と気に入ってしまいました。まあ住むか?って聞かれると「うーん…」となりますが。
で、旅先で夜することもないので、うろついてみたくなるのが人情というもの。
とはいえ、日本ではトップクラスに注意が必要な地域であろう場所にいるわけです。
なんの目的もなくふらふらと夜中に出歩くのは多少なりとも危険です。
そこで思いついたのが、飛田新地。
ある特定の地域に、妙に小さな料亭が不自然なほど密集していて、
その料亭では女性が座っていて、おばちゃんが道を通りがかる男性に声をかけて営業をするという、
摩訶不思議な空間です。
元々は大正時代に成立した遊郭だったそうですが、
戦後の売春防止法の成立によってこのような形態になったそうです。
まあお風呂屋さんでもたまたま裸の女性がいて、たまたま恋愛関係になって云々なんていう
屁理屈みたいな理論がまかり通ってますからね?
地域内はこんな感じになってるそうです。
これら全て、料亭のような何かです。
夜の10時頃、試しに飛田新地を覗いてみることを思い立ち、
宿からの距離を調べてみると、なんと徒歩5分もあればつく場所でした。
これは行ってみるしか無いと思い、
風呂あがりの寝間着の上にダウンジャケットを羽織るという
不審者極まりない格好で、夜中の西成区を闊歩していきました。
暗く細い路地を抜けると、妙に歩く人も多く、
軒先の明るい小さな店舗の立ち並ぶ一角にたどり着きました。
飛田新地では、原則写真撮影はNGとなっていることは承知していたため、
携帯を振り回すようなことはせず、おとなしく路地をそれぞれひと通り歩いて行きました。
営業形態としては、入り口の開いた小さな店舗の軒先に女性が一人座っており、
その脇にたつオバちゃんが客引きという形ですね。
一般的な風俗店と異なり、実際に生で見ることができるのが特徴でしょうか。
足を止めると大阪のオバちゃんのパワーに引きずり込まれそうだったので、
ぶらぶらと一周しただけでしたが、その間に30回以上は「お兄さん!」などと声をかけられました。
相場は15分11000円・20分16000円など、普通よりお高めのようです。
ぶっちゃけ入ることも出来ましたが、まあ流石にねえ?
気に入った娘がいたら、代金を支払って2階にあがるようです。
ていうか上がっていくところを何回も目撃しました。
こちらはその中にある有名な「鯛よし百番」という料亭です。
ここは料亭(意味深)ではなくちゃんとした料理を出すお店です。
飛田の中でもここだけで、大正時代の遊郭の頃の建造物をそのまま使用していて、
文化的価値は高いとかなんとか。
ここは撮影しても全然問題なさそうだったので撮ってきました。
他のところは㋳な方々に携帯取り上げられそうだったからね。しょうがないね。
チキンな私はひと通りみたあとすぐ帰ってきました。
というのも、何周もしてると、オバちゃんに顔を覚えられて、
「悩まんとさっさと決めなさい!」的なことを言われるそうで。流石にそれは恥ずかしいのでw
現代日本にあって、明治大正の趣を残した独特の空間で、非常に貴重な体験でした。
日本男子ならば誰もが一度は憧れる、近世の遊郭の雰囲気の一片を味わってきたわけですが、
意外とエロゲにおいては遊郭を舞台としたゲームって少ないんですよね。
娼館が出てくるゲームなんてのは掃いて捨てるほどありますが、
「純和風の遊郭」に限定するとこれがなかなか。
抜きゲだとたま~にありますが、
遊郭を舞台にしたシナリオゲーですと、蝶ノ夢・赤線街路・カルタグラくらいしかパッと思い浮かびませんね。
中でも印象深いのは赤線街路~昭和33年の初雪~。
昭和33年っていうのは、つまり売春防止法が制定された年ですね。
戦後設けられた赤線という区分が消えゆく中での儚い物語ということで、
デモムービーが公開されたときは、それなりに期待されたました。
ですが、実際にゲームに使用されるOPが公開されると、見方は大きく変わりました。
このゲームに求められていたものと、あまりに乖離したOPのせいで、
このようなAAまで作られる始末。エロゲにおいてOPってのは大変重要な要素です。
英才狂育で大変クオリティの高いものをみせてくれた杉菜水姫主導で作られた新ブランドの作品ということで、
カルタグラには大変期待をしておりました。わざわざ体験版やるためにテックジャイアン買った記憶があります。
というか、これから先もあれだけ大正時代や遊郭の退廃的な雰囲気を醸し出してくれたゲームなど
出ないだろうと思うくらいクオリティは実際高かったです。
でもその、ゲームとしてはなんていうか…
主人公探偵なのに、ただただ事件に遭遇するだけで、実際頭使ってるのは七七(主人公の妹)じゃねーかとか、
無能過ぎて結局ヒロイン殆ど死んでるじゃねーかとか、
いろいろ言いたいことのある内容でしたね…。いや良いゲームだと思うけどね。
一番人気たる凛ルートが存在すらせず、確定死亡するのだけは絶許。
夢みる少年たる私としては、からくりサーカスのアンジェリーナみたいな太夫が出てきてくれるならば、
遊郭だろうとぜひとも通いつめてみたいものですが…。
和洋問わず、レトロでノスタルジックな雰囲気を好む私としましては、
飛田のこういった雰囲気はぜひとも保護すべき対象だと思うんですよねえ。
これもまた日本の文化の一つじゃないかと。
赤線認定復活させちゃダメなもんなんですかねえ?
- 関連記事
-
- 2013年エロ漫画感想 (2014/03/30)
- (仮) (2014/02/16)
- 西成に行ってきました (2014/02/07)
- 掃除中のこと (2014/01/13)
- 部屋を圧迫するものたちについて (2014/01/10)
カテゴリ : うぐいすパン:雑記
コメントの投稿
コメント:一覧
この記事にトラックバック:
トラックバック:一覧