実妹と義妹について
最近忙しいので、全然エロゲやれてません。今月下旬になれば大分マシになる予定。さて、早いものでもう夏コミ直前の時期となっていますが、
皆さん気になるブツはありますでしょうか?
私が一番気になってる物はこれ↓
http://www.q-x.jp/f_index.html
「こころナビ」の今関凛子の抱き枕カバー。
正直抱き枕カバーなんて腐るほど持ってるんで買ってもしょうがないんですが、
まさか9年も前の大して有名でもないゲームの好きなキャラのものが出るとは思わなかったので…。
さて、昨今「実妹」キャラが増えに増えているのですが、
この現状が続いてしまうと、エロゲが生み出した「義妹」
という潮流を失いかねないと危惧しているのは私だけでしょうか?
猫も杓子も実妹では、有難味?も何もあったものでは無いと思うのですが…。
とりあえず実妹にすればいいってもんじゃないですよ。
エロゲというものは、一応アダルト製品のため、何らかの審査を受けて承認されないと発売できません。
エロゲの場合は、エロゲメーカーがより集まった審査機構を通しています。
この審査機構は独自に基準を設けているわけですが、
遙か昔は、この基準がかなりフリーダムでした。
有名な「この世の果てで恋を歌う少女YU-NO」なども、近親相姦も未成年もなんでもござれです。
ですが、1999年に施行された「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」
によって基準が引き上げられ、
「近親相姦」「未成年、及びそれらを連想させるワード」などがNGになりました。
それを回避するため、「実妹」「実妹」「学園生」などのエロゲ特有の文化が形成されたわけですね。
さて、規制の始まった1999年~といえば、折しも空前の妹ブームの真っ最中。
そんな規制にも負けない各メーカーは、色々な手法を凝らして妹キャラを作り上げたわけです。
まず、最も代表的な「義理の妹」という手法。
みずいろの片瀬 雪希
Canvas~セピア色のモチーフ~の桜塚 恋
などが代表的なキャラクターでしょうか。
以前最高の妹だと言った長谷川 菜乃も義妹ですね。
次に、「近所の年下の娘」や「従姉妹」などの近しい年下キャラに「兄」と呼ばせる手法もあります。
Piaキャロットへようこそ!3の愛沢 ともみ
Canvas2~茜色のパレット~の鳳仙 エリス
などが挙げられますね。
また、実妹だけど、ルートが存在しないという悲しい手法もあります。
WITH YOU~みつめていたい~の伊藤 乃絵美
が絶対的な代表キャラ。
実妹だし、ルートも存在するけど、Hシーンがない。というそれエロゲか?という手法を使っているゲームもあります。
ALMA~ずっとそばに…~の十崎 由衣
などがそれです。
ですが、一番上に挙げたこころナビの今関凛子は、
裏ワザにも近い手法を使っています。
こころナビの発売は2003年。バリバリ近親相姦規制中です。
凛子は実妹ですし、攻略ルートも存在します。ですが、なんとHシーンが存在します。
当時の審査基準であればもちろん発売NGになっているところですが、
そこでこのゲームは抜け道を使います。
それは、「アバター同士ならOK」というもの。
このこころナビというゲーム、ネット社会が発達し、仮想世界の中で、世界中の人間が
本人と同等のアバターで交流する文化が形成されているのですが、
凛子ルートでは、現実世界でのHはナシ。でも仮想世界ならOK。というトンデモ理論で
普通に近親相姦をやっちゃいます。
そりゃ確かに本人同士じゃないけどさあ…。
まあ所詮エロゲ団体による自主規制なので、こういうこともある、ということで。
それ抜きにしても、凛子は非常に魅力的なキャラなのでオススメです。
さて、その後2004年に規制緩和が行われ、ソフ倫(審査期間ね)でも近親相姦が公式にOKということになりました。
つまり「実妹」がOKになったわけです。
規制緩和後の実妹第一号は今は亡き九頭龍(現Innocent grey)の死妹人形ですが、
実はこのとき、上に挙げたALMA~ずっとそばに…~が凄いことをやらかしました。
このゲームの発売は2003年なのですが、規制緩和後の2004年、死妹人形の直後くらいに
実妹とのHシーンを収録した完全版を発売しました。
当時はそこまでするか…と驚愕した記憶があります。
つまりALMA~ずっとそばに…~こそが緩和後最初の実妹ゲーだと言えなくもないわけですね。
そんなわけで、2004年以降実妹というのは全く珍しくもなんともない存在になったのですが、
個人的には、「実妹いれときゃいいんだろ?」的なノリで入れられる実妹キャラには否定的です。
実妹というのは、世間一般的に見て恋愛対象とするにはいささかズレているといいますか、
王道とは言いがたいと思います。
そのため、実妹キャラとの恋愛では、
少なからずそういった「背徳感」だとか「葛藤」を表現するべきだと思うのです。
そう言うの抜きに、何の障害もなく妹とくっついちゃった、だとそれ実妹にする意味ないじゃん?と思うわけですよ。
この間の駄妹をあまり評価していない理由もそこ。
もちろん義妹も同じです。「義妹」という属性を採用する以上、
「兄妹の絆」だとかをしっかり描写すべきだと思います。
現状は「実妹」と「義妹」の境界が曖昧になりすぎて、どっちでもいいじゃん?みたいな風潮が
あるのが許せません。先人たちはどれだけ工夫を凝らしたと思ってんだ、と。
もちろん、規制解除前、つまり2003年以前の作品にそういうことをいうつもりはありません。
当時は選択の余地がなかったわけですから。
そんな中にあっても、しっかりと兄と妹の関係を描いた作品というのはあるもので、
加奈~いもうと~やうちの妹のばあいなどは、
近親相姦の規制下にあって、血の繋がりのない兄妹の絆をしっかりと描写してくれています。
昨今のゲームも、実妹なら実妹、義妹なら義妹で、しっかりと妹としての立場を表現してくれることを望みます。
この現状が続いてしまうと、エロゲが生み出した「義妹」
という潮流を失いかねないと危惧しているのは私だけでしょうか?
猫も杓子も実妹では、有難味?も何もあったものでは無いと思うのですが…。
とりあえず実妹にすればいいってもんじゃないですよ。
エロゲというものは、一応アダルト製品のため、何らかの審査を受けて承認されないと発売できません。
エロゲの場合は、エロゲメーカーがより集まった審査機構を通しています。
この審査機構は独自に基準を設けているわけですが、
遙か昔は、この基準がかなりフリーダムでした。
有名な「この世の果てで恋を歌う少女YU-NO」なども、近親相姦も未成年もなんでもござれです。
ですが、1999年に施行された「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」
によって基準が引き上げられ、
「近親相姦」「未成年、及びそれらを連想させるワード」などがNGになりました。
それを回避するため、「実妹」「実妹」「学園生」などのエロゲ特有の文化が形成されたわけですね。
さて、規制の始まった1999年~といえば、折しも空前の妹ブームの真っ最中。
そんな規制にも負けない各メーカーは、色々な手法を凝らして妹キャラを作り上げたわけです。
まず、最も代表的な「義理の妹」という手法。
みずいろの片瀬 雪希
Canvas~セピア色のモチーフ~の桜塚 恋
などが代表的なキャラクターでしょうか。
以前最高の妹だと言った長谷川 菜乃も義妹ですね。
次に、「近所の年下の娘」や「従姉妹」などの近しい年下キャラに「兄」と呼ばせる手法もあります。
Piaキャロットへようこそ!3の愛沢 ともみ
Canvas2~茜色のパレット~の鳳仙 エリス
などが挙げられますね。
また、実妹だけど、ルートが存在しないという悲しい手法もあります。
WITH YOU~みつめていたい~の伊藤 乃絵美
が絶対的な代表キャラ。
実妹だし、ルートも存在するけど、Hシーンがない。というそれエロゲか?という手法を使っているゲームもあります。
ALMA~ずっとそばに…~の十崎 由衣
などがそれです。
ですが、一番上に挙げたこころナビの今関凛子は、
裏ワザにも近い手法を使っています。
こころナビの発売は2003年。バリバリ近親相姦規制中です。
凛子は実妹ですし、攻略ルートも存在します。ですが、なんとHシーンが存在します。
当時の審査基準であればもちろん発売NGになっているところですが、
そこでこのゲームは抜け道を使います。
それは、「アバター同士ならOK」というもの。
このこころナビというゲーム、ネット社会が発達し、仮想世界の中で、世界中の人間が
本人と同等のアバターで交流する文化が形成されているのですが、
凛子ルートでは、現実世界でのHはナシ。でも仮想世界ならOK。というトンデモ理論で
普通に近親相姦をやっちゃいます。
そりゃ確かに本人同士じゃないけどさあ…。
まあ所詮エロゲ団体による自主規制なので、こういうこともある、ということで。
それ抜きにしても、凛子は非常に魅力的なキャラなのでオススメです。
さて、その後2004年に規制緩和が行われ、ソフ倫(審査期間ね)でも近親相姦が公式にOKということになりました。
つまり「実妹」がOKになったわけです。
規制緩和後の実妹第一号は今は亡き九頭龍(現Innocent grey)の死妹人形ですが、
実はこのとき、上に挙げたALMA~ずっとそばに…~が凄いことをやらかしました。
このゲームの発売は2003年なのですが、規制緩和後の2004年、死妹人形の直後くらいに
実妹とのHシーンを収録した完全版を発売しました。
当時はそこまでするか…と驚愕した記憶があります。
つまりALMA~ずっとそばに…~こそが緩和後最初の実妹ゲーだと言えなくもないわけですね。
そんなわけで、2004年以降実妹というのは全く珍しくもなんともない存在になったのですが、
個人的には、「実妹いれときゃいいんだろ?」的なノリで入れられる実妹キャラには否定的です。
実妹というのは、世間一般的に見て恋愛対象とするにはいささかズレているといいますか、
王道とは言いがたいと思います。
そのため、実妹キャラとの恋愛では、
少なからずそういった「背徳感」だとか「葛藤」を表現するべきだと思うのです。
そう言うの抜きに、何の障害もなく妹とくっついちゃった、だとそれ実妹にする意味ないじゃん?と思うわけですよ。
この間の駄妹をあまり評価していない理由もそこ。
もちろん義妹も同じです。「義妹」という属性を採用する以上、
「兄妹の絆」だとかをしっかり描写すべきだと思います。
現状は「実妹」と「義妹」の境界が曖昧になりすぎて、どっちでもいいじゃん?みたいな風潮が
あるのが許せません。先人たちはどれだけ工夫を凝らしたと思ってんだ、と。
もちろん、規制解除前、つまり2003年以前の作品にそういうことをいうつもりはありません。
当時は選択の余地がなかったわけですから。
そんな中にあっても、しっかりと兄と妹の関係を描いた作品というのはあるもので、
加奈~いもうと~やうちの妹のばあいなどは、
近親相姦の規制下にあって、血の繋がりのない兄妹の絆をしっかりと描写してくれています。
昨今のゲームも、実妹なら実妹、義妹なら義妹で、しっかりと妹としての立場を表現してくれることを望みます。
- 関連記事
カテゴリ : うぐいすパン:エロゲ関係の駄文
テーマ : ゲーム・アニメ・漫画
ジャンル : アダルト
コメントの投稿
コメント:一覧
この記事にトラックバック:
トラックバック:一覧